【先端がん医療】令和3年度「先端がん医療研究」助成金 助成対象研究決定
6件の研究に助成
「先端がん医療」研究助成は、がんその他悪性新生物に関する研究活動を積極的に行う個人た団体に対して、その活動を支援する事業です。
今年は11件の申請・応募がありました。基金運営委員会による厳正な審査の結果、6件に絞り込み、助成することとしました。多数のご応募ありがとうございました。どれも素晴らしい研究内容で、優劣はつけ難いものばかりでした。新規の研究テーマで評価の高いものを優先するなど多少の調整を加えて、絞り込みました。
今回助成対象とならなかった研究については、来年度もぜひ申請いただけるとありがたいです。ご応募をお待ちしております。
以下、令和3年度「先端がん医療研究」助成対象となった研究テーマと研究者氏名を記載します。
(敬称略)
- 「外来で実施するがん薬物療法中の重篤な有害事象(SAE):リアルワールドにおけるビッグデータの後方視的解析」
辻村 秀樹(千葉県がんセンター外来化学療法科) - 「軟部肉腫の腫瘍進展におけるレドックス制御の分子機序解明および新規治療薬の探索」
木下 英幸(千葉県がんセンター整形外科) - 「一細胞メチル化解析を利用したEpstein-Barr virus 胃癌の発生機序の解析」
関 元昭(千葉大学医学部附属病院がんゲノムセンター) - 「小児悪性固形腫瘍に対するNKT細胞を用いた新規免疫療法の開発」
西村 雄宏(千葉大学附属病院小児外科) - 「TPP修飾PIポリアミドによる変異ミトコンドリアDNAを標的とした癌細胞の増殖抑制」
越川 信子(千葉県がんセンター研究所がん治療開発グループ) - 「膵癌におけるアドレノメデュリンの新規バイオマーカーおよび治療標的としての役割」
菅 元泰(千葉大学附属病院消化器内科)
年度末には、研究実績をまとめていただき、報告書を提出ただく予定です。よろしくお願いいたします。